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ペダリングを科学しよう! [バンクを走ろう!]

元競輪選手の松本整さんのHPを見ながら、ペダリングを考えてみようか!
競輪学校での話が載っているんだけど。
ペダルに掛かるトルクを測定したところ、中野浩一さんを超えた。なのに、30秒間での走行距離は大きく下回った、のだそうだ。
ペダルを踏む力は勝っているのに、競争すると負ける、回転が上がらない、ということになる。
そして、それはペダルに有効に力を加える技術の差だと言ってるんだ。
逆に言うと、無効な力が加わっている、それが回転を邪魔していると言える。
二人のペダルに加わるトルクのベクトルを見ると、明らかに違う。
松本さんのベクトルは3時くらいから下向きに発生し、6時に最大になり、7時過ぎまで続いているんだ。
かたや中野さんは、1時くらいから下向きのベクトルが発生し始め、3時から4時にかけて最大となる。
この最大のベクトルの大きさは、確かに松本さんより小さい。同じスピードなのに。
特徴的なのは、ベクトルが少し前を向いていること、言い換えるとペダルが少し手前に傾いている、そのあとベクトルは小さくなり、6時から7時でなくなっているんだ。
それじゃあ、ペダルに有効に力を加えるには、どうしたらいいんだろう。
それには、クランクに直角に力を加えるのがいいんだけど、回転してる間、ずっとそうすることは出来ないだろう。
出来るのは2時~3時くらいかな。
引くのは6時~7時くらいかな。でも中野さんのペダリングは、引くベクトルは現れない。下向きのベクトルが徐々に短くなりながら後ろ向きに変わって行くんだ。
結局、1時~7時の間しかベクトルは現われない。その変化が滑らかで綺麗だ。反対側のペダルのベクトルを合成したら綺麗な円になるのではと、想える程だ。
ペダリングは奧が深いってことで、終わりにしよう!
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